いよいよ大型連休がスタートした。
テレビの画面からは、早くも道路の渋滞ニュースが流れている。
私はと言うと、この足では何処にも行けず、燦々と降り注ぐ春の日を窓越しに見ながら読書三枚を決め込んだ。
こんな気持ちの良い陽気なのに暗く、堅い本など読む気になれず、もっぱら素人探偵が登場するサスペンスを日がな1日ソファーに寝転がって読んでいる。
何とも陰気でしょうがない。
気分転換に狭い庭に出てみる。
しゃがんで花の手入をしたいが、それさえ出来ず、松葉杖の先で倒れている枝を直してやる。
野生化したノースポールが盛り上がるように鎮座して、その影に押しつぶされそうな草丈の低い花がモヤシのように伸びている。
花の世界も弱肉強食があるんだぁ~、 (人間の世界も同じ事)
ノースポールは ”勝ち組”で、押しつぶされ居場所を占領されてしまったスミレやフリージアなどは負け組み そして私も ”負け組” 哀しい共通点
こちらは、何種類もの花が統制も無く勝手に花を咲かせている、植えっぱなしのアネモネや実生のビオラ等が草と競争している。
毎年思うのだが~
花屋で買い求めた綺麗な花は手を掛けるのに、ろくに咲きもせずいつの間にか消えてしまっている。 (これも人間社会と同じ)
過保護は良くない、逞しくあらねば・・・・